ほとんどのお宅に掲げられている「表札」。
雨風にさらされて劣化したり、苗字が変わったりなど、自分で新しく設置する場合、どこに取り付けるのがベストでしょうか?
今回はそんな疑問にお応えして、表札のおすすめの設置場所を詳しく紹介していきたいと思います!
表札のおすすめ設置場所
表札を設置するのに大切なのは【訪問者から見てわかりやすいかどうか】。
著者がおすすめする設置場所は 玄関(ドア)のすぐそば もしくは、道路に面した門柱や外壁など 敷地外 の場所です。
最近はお洒落な表札が増えていて、インテリア的な感覚で選ばれたりもしますが、本来は訪問者がその家の名前を認識するためのもの。
そのため設置場所は、訪問者から見てわかりやすい場所を選ぶことが大切なんです。
【敷地外がおすすめ】
先ほどお話した2つの設置場所のうち、よりおすすめなのは「敷地外」です。
「敷地外」がおすすめの理由①
敷地外のほうが訪問者から見えやすいから
訪問者といっても、郵便配達員や宅配業者など、ポストや宅配ボックスに用がある場合もありますね。
そういった人たちが、表札を確認するために門扉をくぐってわざわざ玄関先まで来ないといけないのは不便です。
「敷地外」がおすすめの理由②
プライバシーや防犯上の観点から
表札を確認するため、いろんな人が敷地内に入って来るのも防犯上あまりいいとは言えません。
これらの2つの理由から、門扉や外壁がなく玄関が道路にそのまま面している場合や、家のデザインで見栄え上の問題がない限り、表札は敷地外に取り付けたほうが良いといえます。
もし玄関のそばを選ぶ場合は、敷地の外からでもすぐ分かるような目立つ表札を選んでくださいね。
表札の取り付け位置:高さ
表札を設置する高さについては、特に明確な基準はありません。
ただし、先ほどもお伝えしたように、訪問者から見えやすい位置に取り付けることが大切です。そのためには、160センチ前後で設置するのが良いでしょう。
160センチ前後の高さは、平均的な身長の大人からして目線より少し上にあたり、目に入りやすい高さです。また、郵便ポストやインターフォンなど、使いやすさを考えて設置された他のエクステリアと見た目のバランスがちょうど良いからベストなんですね。
参考:
- 郵便ポストの標準的な高さ:110~130センチ程度
- インターフォンの標準的な高さ:140~160センチ程度
実際に取り付けるときには表札を単体で考えるのではなく、こうした他のエクステリアの高さにも注意して、見栄え良くバランスのとれた位置を決めてくださいね。
表札の取り付け位置:左?右?
設置する位置の左右には、必ずといった決まりはありませんが、右に配置するのが一般的なようです。
実際、私が近所を歩いてみると、ほとんどのお宅の表札は右側でした。
ほかのエクステリアが左側にあるのに、表札だけは右側に設置しているというお宅もあるほど、右側に設置しているお宅が多い印象でした。
【なぜ右側?】
一説では、表札を掲げる慣習ができたころからのしきたりとも言われています。
日本では、書の流れや物事の並び、上下関係などのすべてが「右から左へ」となっているため、表札も玄関に向かって上手にあたる右側に付けるのが自然だという考えがあるようです。
注意してみると企業や学校などの看板も右側にあるので、家の表札もやっぱり右側に設置しておくと間違いなさそうですね。
また、風水的にも右側が良いとされています。
陰と陽の考えを用いる風水では、「左」が陽「右」が陰となります。
明るく活発な「陽」のエネルギーが集まる場所は、家の中から見て「左側」となり、外から見ると「右側」になります。そのため、「右側」に表札を配置すると運気もあがるんだとか。
まとめ
- おすすめの設置場所は玄関(ドア)のすぐそばか、敷地外
- 訪問者から見えやすく、防犯面を考えると敷地外のほうがおすすめ
- 表札を設置する高さは、160センチ前後が良い
- ポストなど他のエクステリアの高さに合わせるとバランスがとりやすい
- 表札は玄関に向かって右側に掲げるのが一般的
- 日本の昔からのしきたりにより、右に設置するのが自然という説がある
- 風水的に右側が良いという考えもある